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hare
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作詞 楡桐 |
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君の目には今 何が映っている
管の奥から流れる 生命の渦を播いて
しがない答えは本望 曖昧な君の本当
悶えながら出した 檻の外へ向かう一歩
リロード中の人生 やり直しの発条
サイレンが時計替わりに果たす
「おはよう」という声 「誰だい」という真意
耳を澄ませばほら 廊下に響く銃声
泣き声は出せない 鳴き声は聞こえない
コンクリートブロックの部屋の隅で
蹲ったままじゃまだ 答えなど出やしない
本能の趨くままに
勇気づける言葉は 選んできた回答
正しさとかは全く関係ないけど
君を勇気づけたくて 眩んだままの視界でも
「おはよう」と笑わせたい
昼の苛みと 夜の寂しさに
屈辱を胃で溶かす様な毎日
ヒトには視えない 君の総てを
薄く曇った瞳が物語る
非常事態の大草原を駆ける
虚偽を纏って野を馳せる
夥しい程の危険を越えて
柵を跳んで
勇気づける歌は 望んできた返答
還って来た保証も証拠も無いけど
君を勇気づけたなら 小さいままの音が
どれだけ離れても聞こえるだろう
檻から出たら 君は一つ自由に
結果 損も得も無い 始まりに戻るだけ
勇気と一言で 簡単に告げた
願いを何度もフラッシュバックさせながら
もう戻れないと知って それでも進むと断って
音無き音を伝う 檻の向こう
勇気づける言葉は 選んできた解答
間違いも最後は○で終わるから
君を勇気づけたくて 待ち望んでいた
理不尽に曖昧な渦を播かせ
「おはよう」と君は笑ってみせた
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