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光るタカラモノ。
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| 作詞 縷兎‡ |
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煉瓦の建物
窓は固く閉ざされて
部屋と外は違う世界
窓際におかれた
植木鉢の葉は
そよ風を夢見る
煉瓦の建物
扉は固く閉ざされて
外と中は違う世界
玄関にそびえる
大きな幹の葉は
吐息を夢見る
若葉が茂り、
色が濃くなり、
大人になっていく。
きっと、
私たちと変わらない。
一緒に過ごす日々、
苦しさも、忘れていくのかな？
いつか別れる未来、
「死に急ぐ」
そんな日々に、
光を探して。
石造りの建物
扉は固く閉ざされて
中と外は違う世界
壁に寄りかかる
頼りない心は
昨日を夢見る
木造の建物
障子は固く閉ざされて
外と部屋は違う世界
縁石に座り込む
弱々しい心は
明日を夢見る
太陽が昇り、
夕日が輝いて、
月が輝く。
きっと、
私たちと変わらない。
過ぎ去っていく月日、
褪せない、色はあるのかな？
いつか離れる未来、
「生き急ぐ」
そんな時間に、
光を見つけた。
昼間の明かりで、
目を凝らしても、
星は見えなくて。
でも、
冬には夏の、
夏には冬の、
星が、
私たちの頭上で輝いていて。
だから、
大丈夫だよ。
一緒に「光」を、
探しに行こう？
地に根を張り、
つぼみが膨らみ、
花が咲いていく。
きっと、
私たちと変わらない。
過ぎていく時間、
悲しさも、色褪せるのかな？
いつか振り返る未来、
「生き急ぐ」
そんな日々で、
光を掴んだ。
いつまでも、
輝くよ。
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