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白昼夢
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作詞 沙智 |
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悲しい夢を見たと告げた
僕の髪を 優しく撫でる
耳の奥でひび割れた旋律に
付ける名前を その度探した
「夢は話せば嘘になるから」と
微笑む言葉が嘘だったね
君に促されて頁を捲る
微睡みが連れてきた白昼夢
百合の花が似合う君へと
贈る唄を放り沈めた
ありがとう サヨナラ
口ずさめば
目を反らせぬ 光の行方
巡り会えたことが夢でした
鏡の向こうの頬には跡
胸を霞めた 潮の薫り
舌で遊ばせた砂糖菓子の
甘さはどこへ消えたのだろう
「夢は話せば嘘になるから」と
微笑む君こそ嘘だったね
指絡めた日々を刻むように
微睡みが連れてきた白昼夢
こんなにも君はいるのに届かぬ温度
気付かない振りができなくなる
涙を集めた水溜まり
沈みきれぬ孤独と僕
ありがとう オヤスミ
口ずさめば
君が示す 光の行方
巡り会えたことが夢でした
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