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シャーリーテンプル
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作詞 まちやま さき |
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シャーリーテンプル
私は、仕事帰り、大手町にある、bar heavean or hellにたちよる。
ここが私の家。バーテンダーは、いつも、古いつきあいなのに新しい顔して、むかえてくれる。
私のくつろぎの場所。
今日もまた、部下がミスをした。最近の部下は、おこっても伸びないから、どうやって、気付かせるかが問題だ。
私は、苦悩のまま、バーテンダーに注文する。
今日の私にあうカクテルをと。
ちょうど、隣の席に、新しい、新入りの男性が座った。
ここは、私の家。誰が入ってくるかは、分かっている。
彼は、ロックのウィスキーを頼んだ。
彼が、何杯ものんでいるので、私は、わらってしまった。
ここは、酒場じゃないのに。
私が笑っているのに気がついた彼は、私に話しかけてきた。これは失礼。ちょうど、一つの恋を終わりにしてきたところでね。と、言った。
私は、それで、わかった。とても、愛していたのだと。よっぱらっていることにさへきづかなかったから。
バーテンダーが私にシャーリーテンプルをだしてくれた。
彼は、饒舌に話しかけてきた。なぜ、僕の仕事が忙しいことをわかってくれないのかと。他の男を連れて去って行ったよ。と。
私は、笑った。あなたは、仕事を選んだんでしょと。
すると、男性は。君は?と聞いてきた。
私は、選びたくて選んだのではなく、周りが私を仕事を引き立てたのよと、答えた。
恋は、もう、何年もしてないわ。ひとりごちた。
彼は笑った。それなら、僕達は、うまくいくと。
私は、苦笑して、さぁ、どうかしら。と言った。
彼は、私にどんな恋をしたのか聞いてきた。彼の、昔の恋を全部はなしたあと。彼は、何かたまってでもいるように、すごい勢いで話してきたので、私は、疲れてしまった。このよっぱらいと。
でも、通り過ぎの人になら、私の過去を話したくなった。私は、カクテルを一口飲んで答えた。
2年前まで、3年がかりの恋をしていたと。男性は、私より10歳年上で、私は、背伸びばかりしていたと。背伸びばかりしているので、疲れてしまって、続けていくのが2人とも辛いと思ってしまったことを。
でも、そのおかげで、今の自分があるから、彼を誇りに思っていると。
彼は、私の表情をみて、名刺を渡してきた。いつでも、連絡するようにと。
私は、名刺をしまった。
私の住所は、ここよ。また、会えるといいわね。といって、帰って行った。
次の日、彼は、シャリーテンプルを飲んで、私のことをまっていた。
私は、笑って、彼の席の隣についた。
そして、バーテンに頼んだレインボーカクテルを。
私の注文を聞いて、彼は笑いだした。僕は、君を離す気持ちはないよ。
僕の醜態全部見たでしょ。僕は、君の昔の恋人のようなへまをふまないよと言った。
彼は、僕にあうカクテルをというと、バーテンは彼のために、ブラッドアンドサンドをだした。
彼は、びっくりした様子だったが、苦笑して、それを、全部飲みほし、わかったでしょ。僕の気持ちと言った。
ここから、始めようと。
私は、笑いだして、名刺をだした。そして、私達は、笑いながら、一日のことを話し始めた。
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