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アオイハルの唄
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作詞 神宮燕 |
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冷たい涙の価値は底にある事にして
いつまでも其処にある 君のそばに
無くしてしまう いくら恋しい命も想いも
路地裏を駆ける野良猫の様相 通りすがり
錆びた車輪に二つの心臓 さよならの横断歩道
向こうで手を振る小さな君を
忘れたくない あの思い出を
背中越しから そっと伝わる 君の言葉を
忘れてしまう 言えないままの想いは
君のいない世界で まだ此処あるんだよ
冷たい路地裏で寝ていた 野良猫の名前は”アオハル”
並ぶ ランドセル 赤と黒 春に出逢って付けた名前
夕焼け 帰り道 謎々の答え探し
青空公園で君と話し笑った事
雨降りの水曜に水玉模様の傘 さよならの横断歩道
赤色を灯して
忘れたくない あの温もりを
肩がぶつかる度に照れる 君の事を
忘れてしまう 抱えたままの想いは
君のいない世界で まだ此処にあるんだよ
「だんだん透けていって君は透明になるよ。
そんな事もちゃんと解っているつもりだよ」
心の最果てから 思い出の故郷から
外の世界まで零したくない言葉
ランドセルは捨てて 野良猫の名前も忘れて
全てが謎々 そんな日々も通り過ぎて
それでも君と見た 放課後の夕焼け空
景色は曖昧な癖に 一緒に見た事は覚えているよ
忘れたくない あの温もりを
冷めた温度も恋しいと思う そんな今日も
忘れてしまう 抱えたままの想いは
君のいない世界で まだ
逢いたくなるよ あの思い出に
青空の下 さよならの横断歩道を眺めて
逢えない事も 忘れられない想いは
君のいない世界で まだ此処にあるんだよ
忘れてしまうけど
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