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やさしさの理由
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作詞 悠 |
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透明な水溜りに映る
ありのままの僕の姿が
想像していたよりもずっと薄汚れていて
顔を上げられなくなった
狭い心 やけに広い部屋
必要以上ばかり求めてしまう
短くとも意味がある筈のこの命の
使い方を何処で間違えたのか
あなたは決してこんな風にはならないでね
辛い時は辛いって言わなきゃ泣けなくなるよ
憶えています あの優しい声を
自分にはないものだから鮮明に焼き付いて
まだ独りの夜は明けなくて少し怖いけど
それが間違ってるとは思えないんだ
いつだって僕らは強がる
そうしないと生きていけないから
いつの間にか弱さを見せることを
過剰なくらいに怯えていた
幸せにならなきゃって生き急いで躓いて
その躓いたものさえ置き去りにして歩いてきた
憶えています あの哀しい顔を
忘れたいと思う程に深く刻み込まれて
繰り返してそれでもまだ手に入れられないのは
痛みを拒絶してしまったから
臆病で脆弱で閉じこもることしか出来なくて
優しい人になりたくて
他人の優しさを忘れていた
それにようやく気付けた時
苦しくて でも確かに涙を感じた
憶えています 今日が終わっても
あなたと僕がほんの少しでも繋がれたこと
もう必要なことなんか一つも無くなって
僕らは歌を口ずさむ
あの優しい声を思い出して
ラララ
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