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放課後ダンスホール
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作詞 品木 恵菜 |
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放課後は夢現
一人きりの教室でアタシは教卓に手を付いて憂鬱な顔をわざと作る
夕焼け射し込む教室はアタシがアタシじゃなくなる場所
寂しいオレンジに身を寄せて、流行りのラブソングを一つ
ステップを踏む
クルリとターン
舞い上がるプリーツスカート
こんなことも出来るのよ
一人得意気
馬鹿みたいにはしゃぐ
誰も居ない、誰も知らない
放課後ダンスホール
大人と少女の狭間で踊る、回る
望みなんて無いの…なんて言うけど、本当はね
夢物語と諦めた本の続きが知りたい
残酷に終わる青春の先を知りたい
そうやって少しずつ強くなって
夢見て泣いた少女時代にアタシは手を振るの
放課後は泡沫の夢
一人きりの教室でアタシはアナタの机に座りアナタの見る景色を見る
夕焼け射し込む教室はアタシがアタシじゃなくなる場所
儚いオレンジに身を寄せて、アナタへの言葉を
「…好き」
ステップを踏む
クルリとターン
舞い上がるプリーツスカート
こんなことも出来るのよ
一人得意気
馬鹿みたいにはしゃぐ
誰も居ない、誰も知らない
放課後ダンスホール
一番綺麗な今のアタシでも一番欲しいものは得られなかった
だからね
夢物語と諦めた物語の続きが知りたい
残酷に終わる青春に希望を見つけたい
そうやって少しずつ強くなって
手放したものたちにアタシは手を振るの
大人のアタシに願い託して
アタシは教室から一歩踏み出す
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