|
|
|
出航の朝
|
作詞 品木 恵菜 |
|
明日になったら出来るかな
出来るわけ無いんだけど、僕はそれを言い訳に足の向きを港にそっぽ向かせた
飛び込む勇気なんか無いくせに、出来るような顔してさ
君は気付いていたかな 僕の中の弱虫に
知っていながらもずっと、僕の傍にいてくれたのかな
「馬鹿みたい」
そう言って僕を笑ってよ
君にそう言われたら何かが溶けるような気がした
君は気付いていたんだね 僕の泣き虫に
知っていながらもずっと、僕の傍にいてくれたんだね
「馬鹿みたい」
そう言って突き放してよ
君にそう言われたら何か許される気がした
強い人になりたいです
幼く拙い手紙に、綴った宛先は誰だったろうかと考えながら海を見た
出す宛なんかなかったんだと、分かっていながらさ
君は愛してくれていたかな 僕の中の弱虫も
愛しながら僕を守ってくれていたのかな
「大丈夫だよ」
そう言って笑ってよ
君にそう言われたら何か溶けるような気がした
君はきっと僕を愛してくれてたんだ
自惚れなんかじゃなくて
君の言葉を信じたいんだ
「大丈夫だよ」
そう言って笑ってくれた
君にそう言われたから頑張ろうと思えたんだ
夢の船を浮かべよう
弱虫の手のひらから海に放つ
ボロボロでも頑丈に出来た船を
嵐の波に飲まれても、決して破れない帆が有るから船は進み続けるんだ
進み続けたら、きっと君に会える
今はそう信じて頑張ってみるよ
さあ出航の朝が来た
|
|
|