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三浦海岸
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作詞 中西 清 |
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なんとなく出かけてみた
こんな場所があったのか
隠された場所を発見した
そんな気にさえなった七福神
バスから見える風景も
歩いて見る風景も
忘れかけていた大切な
何かを思い出させてくれるような
これから始る未来を教えてくれるような
そんな気がした
私の人生はこれでよかったのか
こうなることが決まっていたのかと
自問自答を繰り返す
何も大切にしてこなかった
人も大切にできず
自分さえも大切にできず
何も残してはこなかった
まだ夏には少しだけ早く
海で泳ぐ男たちは
ふるえていた
自然の力を身近に感じ
平凡で単調な毎日を忘れさせてくれる
毎日、同じ道を歩き
同じ場所に行って
同じ人と会う
そんなことの繰り返し
思考も現実も同じことの繰り返しで
環境を変えてみても
そこから また単調な日々の繰り返し
人は変化を求めながら
同じこと繰り返す生き物か
それとも何かが足りないだけなのか
いくら考えても答えは出ない
そりゃそうだ足りない頭で
いくら考えたって
答えが出ないのは当たり前だ
退屈な日々でも
単調な日々でも
それを笑い飛ばしてしまえよ
この海や山がそう語っているようだ
知らず知らずのうちに人を
傷つけたり
人の優しさ 救いの手
そんなことに気づきさえもせず
見過ごしてきた
自然は色んなこと教えてくれるね
本当は単調な毎日でも
色んなシグナルが出ているはずだけど
でも 気づけないでいるよ
人は自然から生まれて
自然に帰って行くんだね
海から生まれて
海に戻っていく
だから海を見ると
なんとなく遠い昔の
記憶を思い出すね
自分の人生については考えるけど
人の人生については考えもしない自分勝手
忘れかけていた何かを
思い出させてくれた
三浦海岸 ありがとう
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