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飴玉
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作詞 kou |
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飴玉を舐め終えた 口の中では
甘さがまだ残っていて
苦い回想を終えた 心の中では
雨粒がまだ降っていた
沢山の人達を 傷つけてきたのは自分
なのに後悔で 傷ついている自分がいる
この痛みを忘れてしまえば 楽になるのかもしれない
けど、この痛みを忘れたら また誰かを傷つけてしまう
癒えない傷痕のおかげで僕は今
大切な人とこうして 笑っていられる
刻まれた針を巻き戻すことはできない だけどさ
刻まれた痛みを愛で包み込むことは できるのさ
両端がねじられた 飴玉の袋のように
赤色のアルバム 挿まれていた
クラスの集合写真
友と呼んでいいのか 分からない悲しさ
まだ雨は降りやまないな
それなりに僕にも 人の抱えている痛みを
ほんの少しだけ 理解できるようになったよ
一人ぼっちの僕に 君が飴玉をくれたあの日から
誰かの心を本当の意味で 理解することはできない
けどさ、心は理解するものじゃない
感じるためにあるのさ 愛も痛みも全部
小さくとも紐を通す糸口はある だからさ
諦めず光の入り口を探そう そしてさ
心と心を縫い合わせるのさ一つの 空へと
今度は僕から飴玉を手渡すよ 友達だって感じられるように
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