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自虐趣味
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作詞 cheaper |
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自傷行為の快楽に溺れて 積み重なっていく自己嫌悪
痛いくらい寒い冬の夜に 殻に閉じこもって自己満足
酷く不快な感情論 偽善偽悪を使い分け
渇いた声で愛を歌った 溶けていく風の中
強く理不尽な根性論 無理難題を口に出し
崩れた顔で哀を嘆いた 堕ちていく夢の中
眠りから覚めなければ 嫌な思いもしないのに
生まれてさえ来なければ 辛い思いもしなかったのに
「ナンデイキテルノ」 同じ顔した道化が嗤う
回りだした心の隅で 小さな頃の自分が手を振った
「バイバイ」
誰も助けてなんて言わないから ただそっと黙って見守って
どうせ何もしてくれないのなら 私から見えないところへ消えてくれ
狂ったようにナイフを振りかざし 今日も生きるために自虐を繰り返す
血に塗れた視界の奥で 誰かが酷く楽しそうに笑った
自分本位の感性に怯えて 擦れきっていく自己意識
怖いくらい寒い冬の夜に 空になって見えて自己否定
清く正しい大衆心理 欺瞞不正を織り交ぜて
弱い心で罪を呪った 朽ちていく檻の中
甘く勝手な深層心理 自分中心の世界が回る
低い言葉で罰を願った 消えていく僕の中
明日さえ来なければ 今日を笑って生きられるのに
未来さえ見えなければ とっくに今を諦めるのに
「ミンナシンデシマエ」 仮面を着けた道化が呟く
笑い顔した仮面の下で 泣きじゃくった声が世界に響いた
「キエタイ」
誰も助けてなんて言ってないよ 知らない振りで聞き流して
どうせ何も変わらないのなら 希望なんてこの世から消し去って
狂ったままにナイフを振り回し 心の痛みを必死で紛らわす
涙で見えない視界の先で 誰かが酷く悲しげに笑った
貴方はどうしてこんな世界でも生きていられるの?
辛いことしかないこんな世界で笑っていられるの?
本当はとっくにわかってた ただ私が弱いだけ
なら弱いだけの僕は どうしたら笑って生きられるの?
「ダレカタスケテ」
いつだって助けてって叫んできた 強がって隠しながらでも祈っていた
どうせダメなんだって思っていた とっくに諦めたような振りをしてきた
狂いそうなナイフを片手に 傷だらけの自分を見つめた
渇いて見えた視界の奥で いつでも見守ってくれていたアナタは
「ダレ?」
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