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I
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作詞 Jun |
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あの日確かに気付いてた
もう手遅れだったってこと
そのことは知っていたんだね
気付いてたくれていた君は優しいよ
神様はある日こう呟く
「どうして人は死ぬんだろう」
解っちゃいるけど僕らには
説明できるはずは無くて
閉じ込めていた弱虫の僕は
涙をとっくに飲み込んでいた
不意に握った心の棘
流れる血さえ愛おしい
誰かに言われた「愛してる」も
本当は意味も特になくて
ただ喜んで欲しいがために使っていた
君の心に何度も触れたくて
迷って出た答えさえ消えてしまった
何をするのにも意味を持って
描くイメージも仕上がってる
誰かに見せびらかす訳でもなくて
ずっと胸の中でもがき苦しんでる
一度味わった絶望も恐怖も不安も
丸めて捨てられたら楽なのに
どうして人は大切かのように
幸せと同じように振舞ってる
笑った顔も泣きじゃくった顔も
目を細めても見えない感情も
不意に見せた言葉の破片を
自分の胸に突き刺さす
使い古されたキスも
本当は意味も特になくて
愛を確かめるだけに使っていた
君の心の全てを知りたくて
迷って出た答えさえも見当たらなくて
「さよなら」と呟く君の声も
「またね」と手を振る君の声も
震えていた僕は知らず知らずに
見て見ぬ振りをやり通していた
壊れるのが怖くて
誰かに言われた「愛してる」も
使い古されたキスも
その意味にやっと気付いた時には遅くて
君の心に何度も触れたくて
迷って出た答えは「僕は歌う」
僕が君に言う「愛してる」も
僕が君に初めてするキスも
「幸せ」と言う意味を持つんだね
「ありがとう」と君に言いかけた時には
答えなんてものは無くなった
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