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綺麗な靴
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作詞 SYOTA(80s) |
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彼女は貧しい家に生まれた でもいつも笑っていた
ハイスクールのマドンナにも なれたはずなのに
彼女は学校には来なかった 貧しい家に生まれた
彼女は僕達が勉強している 時間に泣いていた
ある日 僕は学校を休んで 彼女に会いに行ったんだ
でも彼女は 僕のことを嫌いだという
綺麗な靴が 大嫌いだと
彼女は僕に問いかけた からかわないでと
からかってなんかいないよ 日曜日は笑ってるよね
ほらからかってると彼女は 涙を流した
日曜日は無理をして 笑っているだけなの
彼女は 居心地が悪くなって 僕に二度と来ないでと言う
僕も居心地が悪くなった あれから数年後
綺麗な彼女を 見つけたんだ
彼女は化粧が上手くなって ダンスを踊っていた
ステージの上では這いつくばったり 股を広げてみたり
隣の男は紙幣を ひらひらさせている
僕も真似して 彼女を目当てにひらひらさせてみた
すると 彼女は僕の方へ 下着を投げ捨てた
僕はそれを拾わずに 彼女に問いかけた
綺麗な靴は 見つからないね
彼女は怒った顔をして ステージ裏へと消えた
隣の男は僕の胸ぐら 掴んで殴ったのさ
僕は彼女のあとを追って ステージに上がろうとした
でも 大柄な男たちに 腕を掴まれた
僕は 無言の圧力に 屈する他なかった
それならばと店の裏側 雨の中待ってみた
綺麗な彼女が 扉を開けた
彼女は僕の顔を見て 今度は殺されるわと
私から離れてほしいと 冷たい声で言ったのさ
僕のこと覚えてるかいと 言ったのはいいけれど
彼女は首を横に振る ただ からかっているだけでしょ
小さな声だけど 確かにそう聞こえた
確かに彼女は幼い頃 無理して笑っていた
綺麗な彼女は 唇噛んだ
彼女は僕の靴を見て こう言ったのさ
あなたの靴も汚いじゃない お互い様じゃない
でも僕の靴が綺麗だって 褒めてくれたのは
紛れもなく君なんだよ 学校を休んだ日
僕の靴を 綺麗にしてくれるならば
君に綺麗な靴を 履かせてあげよう
綺麗な彼女は 怒っちゃった
裸足でも立派に生きているのよ 立派に
見えないかもしれないけれど 生きているつもりよ
涙がとまらないのは あなたのせいだから
涙だけは拭いてよ それでおしまいね
僕は彼女と一晩 花を咲かせた
気がつくとハイスクールの 机のベッドで
綺麗な彼女が 笑っていた
昨日はありがとう あれから少しだけ考えて
もう一度会いたいなって 思っちゃった
でも 私貧乏だから 生徒にはなれない
日曜日は会いにきてよ 笑えるようになるから
ある日 僕は日曜日使って 彼女に会いに行ったんだ
でも彼女は 僕のことを好きと言ってくれない
綺麗な靴を 履いていたからかな
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