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長袖のマーチ
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作詞 ピンククジラ |
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0になる自分を
想像したことのない
人なんか
どこにいるの?
君はいつも呟く
25℃を超えた
日差しの下 手をかざし
空っぽな
目をしたまま
気だるそうに歩いた
君が言うとこの
0の意味とはつまり
時間や細胞の
終わりなんかじゃなくて
世間が値札に
書き込む“価値”なの?
インクの乾いた
ペンしか持たなければ
隣にいれると
信じた僕なら
心を許して
くれるかな ねえ
無感情に閉じた
胸の中は 氷点下
空っぽで
泣けないまま
独りきりで歩いた
君に言わなくちゃ
僕の抱く秘密は
君の秘密を
ずっと知っていたこと
君が長袖に
封じ込めた痛みを
孤独を 金縛りを
ずっと知っていたこと
代わりを務める
手立てはないから
勝手な思いで
勝手に苦しんでる
僕らに優しい
夜は来ないから
せめて目を閉じる
君より 先に
だから ねえ笑って
ズタズタに泣いた
後でもいいから
僕と ねえ渡って
一生消えない
跡でもいいから
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