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向い合せで踊りましょう
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| 作詞 ピンククジラ |
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ずっと手と手取らずにいてね
もっと自由でいたいでしょう？
どうか私受け入れないで
向い合せで踊りましょう
首輪は着けない主義の
愛猫家 名無しのタンゴ
ひらめくドレスの紅は
煽っているの闘牛士(マタドール)
テーブルを縫う声たち
不可思議か 宇宙の話
火点けたばかりの煙草
吸いもせず潰してしまう
それはとても緩慢な
貴方の利き手の癖
祝杯の外 下弦の下
薄闇そよぐ庭で ――合図頂戴
カクテルグラスに口付ける
ように自然でいたいから
上辺だけの蜜で間に合う
向い合せで踊りましょう
目と目を見つめて二人
愛し合う盲目さより
並んで同じ道を
見渡しているのがいい と
よくある恋愛学の
指南さえ雨中の涙
気付かれないからきっと
簡単に泣けてしまう
たとえほんの刹那でも
貴方が見えないのは
怖すぎるから 不安だから
薄笑み浮かべ繋ぐ
今はここが終着点で
辿り着いた終わりだから
これ以上は起こらなくていい
向い合せで踊りましょう
いくら私綺麗でいても
見てくれなくちゃ意味がない
止められないこの涙も
それでジュエルに代わるから
縋りつかない関係や
あるかないかの絆
３０秒の長台詞
冷めて繕う頬を
優しく撫でてくれるなら
本当はそれがいいわ
それがいいけど触れる手を
濡らしたくはないから
ずっとその手伸ばさずにいて
我が儘は嫌いじゃないんでしょう？
どうか私受け入れないで
向い合せで踊りましょう
ずっと手と手取らずにいても
貴方の前にいたいのよ
どうか私映し続けて
向い合せで踊りましょう
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