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風想う君
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作詞 スイ |
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何かそわそわしたようで
どこか浮かれてしまうような
風を吹かせるこの時が
また来た
白いスカート揺らす少女
長い髪かきあげた
まるで幻のように
光ってる
ピンク色が舞い始めた
静かに囁く音たちと
これからを望む勇敢な
一歩目をたたえるように
※
あの日君が叫んでいた
「始まり」をまだ探してる
踏み出せなかった背中を
押してくれた君はいない
流れる雲が運んでくる
この風に何を問う
振り返る横顔が
思い出せないままでいる
駆け込む満員電車
新しいスーツまとって
少し強くなった気がした
そんなの
見慣れない景色をなぞって
こらからに不安抱いて
握りしめた感触が
寂しい
今も消えない白いスカート
追いかけることも許さない
鼻歌が風に乗って
君に届けばいいと
あさがこわい
誰も知らない
涙をぬぐう暇などない
頬をかすむ
あの風が
君を想って宙を舞う
※
あの日君が叫んでいた
「始まり」を思い出した
別れを超えたあとで
やってくる勇気だろう
空に消えた白いスカート
追いかけることはもうやめた
この春風とともに
今を歩き出すよ
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