|
|
|
「君」というバス
|
作詞 BREMEN |
|
「君」というバスが走っていく
僕の目の前を風のように
乗り込むことはもう無いから
思い出と名付けて背を向けた
側にあった幸せは
いつも嫉妬と隣り合わせで
僕の心の汚い所も
満たすふりして照らし続けた
離れてくバスはテールランプで
僕の足元を赤く染めている
そう 君はいつもずっと
まだこれからに引っ掛かり続ける
だけどいつしかそれすらも
忘れて僕は越えていくんだ
バスは遠ざかる
「僕」というバスに乗り込んでくる
出逢いをくれた沢山のもの
そこに君はいたのかなあ
いつから側にいてくれたのだろう
こうして今日は終わってしまう
カレンダーは淡々とめくれるだけ
満たされていた君の笑顔が見れた日も
暦と一緒にめくれていく
温もり一つで人は変われるけれど
今、ヘッドライトは点るのかな
そう 君はいつもずっと
僕をこれからに運んでくれていた
だけどいつしかそれすらも
忘れて僕は越えていくんだ
君は遠ざかる
カーブミラーに映ったバスは
信号が変わると走って行った
追いかけないでいれるだけの勇気は
君がくれたんだ
そう 君はいつもずっと
まだこれからに引っ掛かり続ける
だけどいつしかそれすらも
忘れて僕は越えていくんだ
バスは遠ざかる
クラクション鳴らさず静かなスピードで
君は遠ざかる
|
|
|