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Venus
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作詞 BREMEN |
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さっきまでが嘘のよう
タンデムシートに残る温かみ
一人飛行場のそばに二輪を止めて
凍える空を仰いでみた
下弦の月が細く出て
いつか見た泣き顔 君の眉みたい
甘い夢は続いてるさ
ただ微笑む
どれだけつよがりをしても
コーヒーは苦いものだから
甘いミルクが欲しくなる
ほんの少し注いで
そっと抱きしめて
別れ際の最後のキス
口元にほくろを見つけたんだ
月の右下に見える金星の場所に
なんだか そっくりでさ
満ち欠けを繰り返す
欠けてもまた会えるんじゃないか
吐く息に乗せてみる
ただ言ってみる
つまらないことをまた
考えてしまう僕だから
同じ場所で躓くんだろう
そしてまた場所にそっと
ばんそうこを張って
泣いてやろうと思ってたけど
何故だろう 涙が出ないんだよ
妙に落ち着いてる胸
いつしか僕も大人になった
新月を過ぎればまた新しく
見上げれば上弦の月
ニヤッと笑って見える口元の
右下に金星が今日も
ただ微笑む
ただ微笑む
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