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ハイヒール
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作詞 湊 慈雨 |
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ハイヒール脱ぎ捨てて暗闇を歩く
波の音がいつもよりうっとおしい
誰とも話したくないから
飲み会は抜けてきた
明日の朝 恋人は帰るらしい
私の家ではない 知らない誰かの
負けたのかもしれない
私は確かに歩き方を間違えた
背伸びばかりして足元をすくわれた
ハイヒール投げ捨てて水面が揺れる
なんのプレゼントかもう忘れた
誰にも理解されないから
はじめから無謀だったのだ
明日の朝 私は何をするのだろう
「サヨナラ」練習なしの ぶっつけ本番
折れたのかもしれない
私は確かに恋心を履き潰した
背伸びばかりして足元をすくわれた
ハイヒール脱ぎ捨てて家路を急ぐ
私は身長をようやく取り戻す
誰かに変わった恋人など
はじめから居なかったのだ
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