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動き出した時計〜３．１１〜
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| 作詞 音羽 |
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夢だと願いたいから
そっと瞳を閉じた
目を開けたらもしかして
変わらぬ日常になるかもしれない
ゆっくり開けても
何も変わらずあの日のまま
この現実がどうして
夢ではないの？
人々の叫び 人々の涙
消えることのない闇
今 あなたは何想う
人々の生活 人々の未来
全て奪った真昼の午後
時は心で止まったまま
今 あなたは何想う
閉じるのも怖くて
目を見開いてみた
映る景色の中で
小さな灯が動いてる
１人また１人と
その小さな灯は広がって
大きな大きな
明かりになった
子供達の笑い声
手と手繋ぐ大きな輪
これが本当の現実
夢なんかじゃない
いつの間にか
闇は消えて行って
数々の笑顔が
ここにある
人々の夢 人々の願い
皆同じ方向へ
一つになった私達
今 あなたは何想う
人々の目 人々の足
真っ直ぐに光を目指す
時が動き出した
今 あなたは何想う
海は今日も穏やかで
空は今日も青くて
風は今日も心地良くて
何事もなかったかのように
春夏秋冬やってくる
全て無くしたような気がしたけれど
大切なモノはここに生きている
人々の叫び 人々の涙
静かに噛みしめて
明日へと生きるこの世界
今 あなたは何想う
握りしめた手の平
その中にある物は
勇気そして希望
今 あなたは
今 あなたは生きている
今 あなたは何想う
生きているあなたは何想う
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