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青と茶色の10月
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作詞 カポ |
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肌寒いくらいの朝の陽をカーテンを開けてくぐった
高くなった空 優しい気がした青
テレビから流れてくる 紅葉した山の匂いだ
心は秋晴れ 寂しさをくるんだ青
君と頭の中でしか会えなくなったのも もう慣れたよ
部屋を模様替えするついでに捨ててしまおうか
やっぱりとっとこうか
10月の君は 少し冷たい風に吹かれて
丸くなってんだろうか
今の僕と同じように
10月のせいか 少しセンチメンタルになったよ
思い出してんだろうか
君も僕と同じように
色が変わった葉の絨毯を一人分の足で踏んづけた
乾いた葉の音 何か怖くなった茶色
ヘッドフォンから流れてくる あの頃の君からの着信音
汚れがついた僕 羨ましくなった青
君が頭の中でもついに僕に愛想を尽かしたよ
服を衣替えするついでに捨ててしまおうか
やっぱりとっとこうか
10月の君は ぼんやりした街の喫茶店で
温まってんだろうか
去年会った日と同じように
10月のせいか やけに右手が冷たくなったよ
寂しがってんだろうか
僕はいつかと同じように
いつのまにか鳴かなくなっていたセミをふと思い出して
ずいぶん経ったなあと
10月の君は つむじかぜの吹いたあの道を
歩いているんだろうか
きっといつかと同じように
10月のせいか 少しセンチメンタルになるけど
歩きだしてみようか
僕もいつもと同じように
10月の君は 10月のせいか 10月の君が 10月のせいか
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