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満月夜
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作詞 条峙 |
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縁側に腰掛けて 見上げた空に小さな光
神秘的なほどに球体の 心安らぐ満月夜
お月見団子はないけれど 湯呑みに入れた緑茶一口
ゆったり流れる時にもたれて 心穏やか満月夜
小さな頃 あの月には兎がいると教えられた
今でも時折思い出しては その意味を咀嚼する
誰かが見ているだろう この綺麗な満月を
平等に光が降り注いで 人は趣を知るのだろう
君も見ているだろう この綺麗な満月を
同じ景色に心溶かしたなら これほど嬉しいことはない
この背の高い街の どんなに高い建物も
あの満月には届かずに 歪な光を発している
その様子をゆっくり見つめて 雲に隠れる満月一閃
雲煙過眼なその表情に 僕も艶やか満月夜
小さな頃 あの月の裏側はどうなっているか尋ねた
今でも時折思い出しては その幼さに苦笑する
誰かが見ているだろう この綺麗な満月を
平等に景色を目に写して 人は風流に浸るのだろう
君も見ているだろう この綺麗な満月を
同じ想いで見ているのなら これほど嬉しいことはない
縁側に腰掛けて 見上げた空に小さな光
神秘的なほどに球体の 心安らぐ満月夜
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