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隔絶ジェネレーション
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作詞 条峙 |
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妥協が流れ着いた先のような人生も
故郷に帰れば輝き出すだろうと
淡い目論見を抱いて軽自動車を走らせた
段々と緑色に切り替わる風景
長い時間を経たあとで 懐かしい場所を通る
西日が朱色に染める母校から流れ出る学生
その制服があまりにも似合ってて
その表情があまりにもそのままで
僕の青春時代の輝きが頭の中で暴れ始めた
学校帰りはあんな風にアンニュイ纏ってて
誰かの恋バナで異常に盛り上がって
教師の悪口を共有して結束感を増して
満たされない感覚を埋めようとしてた
長い時間を経たあとで 大人になってしまった
もう戻ることのできない近くて遠すぎる距離
その制服があまりにも似合ってて
その表情があまりにもそのままで
僕の記憶が洪水となって両目から零れ始めた
退屈な毎日の中で無限の可能性を信じてきた
あの頃の僕に合わせる顔もなくて両手で顔を隠す
その制服があまりにも似合ってて
その表情があまりにもそのままで
僕の全てが洪水となって両目から止まらないよ
僕が校舎に置いていった聞き分けの悪い青春を
あの子達は器用に使いこなしてる、そんな風に思えた
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