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学園祭実行委員長の奮闘記
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作詞 条峙 |
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軽い始まりとは裏腹に重みを増していく肩書き
学校が掲げた標語を裏切らないようにと
今日も校舎の中を犬のように走る 走る 走る
重役はクラスで一人のみ 計画を練る夜の教室
先送りできないイベント 手は借りない孤独な戦い
クラスの出し物と運営の仕事とアナウンスに至るまで
気は抜けない 休みはない ほら原稿がたまってる
非協力的なクラスメイトにも強い言葉は言えない
足枷にもなる人望を裏切らないようにと
今日も校舎の中を犬のように走る 走る 走る
期待は守り抜いていきたい 昼休み返上での執筆
一人で抱え込む性格に 拍車をかけてラストスパート
明日に迫った本番の仕事の後片づけが終わるまで
気は抜けない 休みはない ほらリハーサルの時間だ
堅物な先生達も着飾った本番当日
派手に化粧をした校舎の中で てんてこまい きりきりまい
昼食なんて食べる暇もないよ てんてこまい きりきりまい
てんてこまい きりきりまい てんてこまい きりきりまい…
てんてこまい きりきりまい てんてこまい きりきりまい…
ようやく終わった嵐のような学園祭 マックシェイクでも買って帰ろうかな
疲れ切った体を引きずって荷物置いてた僕の教室のドアを開ける
クラッカーの音 宙を舞うカラフルな紙吹雪 疲れを労う黒板
クラスメイト全員の嬉しそうな顔 教壇にはワンホールのケーキ
サプライズプレゼントは今までの努力を輝かしいものに変えた
ぽろぽろと涙を零した僕の耳に届く「お疲れ様」の声
「このクラスで良かった」学園祭の二次会が始まった
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