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バイト前
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作詞 榛名碧威 |
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ぬるい麦茶飲み終わったら
大嫌いな化粧しよう
網戸ごしには人の笑い声
憂鬱な空の青い色
雨が降ってなくてもお迎えする
紳士な友達の君
バス停にない
「いつもの場所」は
たぶんあの子も知らないね
バイト用の
手帳を見る回数
すみっこに書いた数字
次にいつ会えるのかと
カウントしてるの
内緒で切ない指折りしよう
シャッフル機能が寂しい曲を
選んでこっそり
「いいよ」と言う
着信履歴も消していくの
白の携帯
あなたの名前で
いっぱいになりますように
pray for meいつだって
少し薫るタバコの匂いも
苦手なくせに吸い込んで
咳き込んでいる
制服畳んで服取り込んだら
録画の確認しよう
予報が雨を告げる日には
早めに家を出なくちゃ…
背が高くて
酸素が薄い30センチ上の君
見おろす角度60度の目は
たぶんあたしを見ていない
好きだとか
知りたくない感情
だけどあなたに会いたい
ただの90度の優越感
感じていたいの
あの子と呼ばれる子がいるの
知ってても
真夏のジリジリの太陽が
それでも乾かないと
あたしに言う
生乾きは嫌いだから
枕を落とす
あなたの助手席の
可愛いクッション
hide for me今すぐ
かなりうるさいバイクの音も
苦手なくせに君かなと
窓の外見る
着信履歴何回見たのかな
減ってくカレンダーの数字
今日も45度傾いた視界が歪む
タバコもバイクも我慢するのに
シャッフル機能が悲しい曲を
選んでやっぱり
「いいよ」と言う
濡れた枕拾わなくちゃ
500円のシミ
あなたといつまでも
一緒にいたくて
cry for me無理したって
友達のまんま
それでもいいから
そんなことを考えた
バイト前。
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