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偽りの世界
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作詞 LIZE |
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鬱怏(うつおう)な顔で森は徐(おもむろ)に口を開いて
「さぁ、あの空へと翼を広げ早くここから立ち去りなさい」
その無邪気な天使に言う
原色に彩られた道化師さえ口揃え言う
この森から一刻も早く出て行けと
…飛び回る鳥を見つめて
皆感情と思考が奪われたように無表情で
辺りに佇んでいた
I knew the meaning. I flew away then.
「異なる二つの目を持つものが…」
遠ざかる中その言葉が私へ深く沈む
燃え上がることのない森が消えて行く
恐ろしき影の見えない支配者の手で
「さぁ、どこまでもどこまでも…
新世界への道を拓いてくれ」
鬱怏な顔で森は徐に口を開いて
「望みは絶たれた。そなたが唯一の望みであったのに」
やがて森は光を失った眼を閉じた―
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