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ずっと舞っている
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作詞 清一郎 |
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六花(りっか)はそっと
頬に触れた
すっと溶けるのは一瞬
冬はその一瞬を積み重ねたもの
膝に置いたあなたの手
人指し指の爪先は淡い桃色
ネイルに見えたら風にさらわれる
時はいつしか
一枚かけおちて
桜の五弁花
触れても溶けない頬
風にさらわれない掌
舞い降りてきたようなのに
僕にとって あなたはまるで
一分一秒
針は振れる
どんなに正確でも
時間のその重みは測れないんだ
ソファに座って二人はじっと
他人は指を指して「淡白」と言っても
一瞬に感じたりゆったり流れたり
時はいつも
ゆらめき過ぎていく
一枚一枚
街路樹に咲いてた雪
歩道を吹雪いてる桜
街がほらナチュラルメイク
連想した あなたのことを
触れたらとたんに滴
風にさらわれる姿
掴んでも離したとしても
永遠(とわ)はない それでもいい
こぼれ落ちてる言葉
空を切ってよぎる仕草
見落とさずつなぎあわせたら
それはきっと あなたの結晶
心にずっと あなたがまっている
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