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自転車
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作詞 ぱる |
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世界を変えたくて
全速力で駆け抜ける夕暮れ
毎日が同じように
アクビで始まる朝
見飽きた街の坂道を下る
何回「おはよう」を
交わして笑ったかな
何回 君の笑顔を見たかな
邪魔なくらい溢れていた
当たり前な日々に気づけなかった 何一つ
未来を知るまで
世界は変わらないような気がしていた
チャイムの音で騒ぎだす教室の中
君の声が聞こえる「今」が続くのだろう そう信じていた
繰り返す時間の意味
考えることも無く
ただ「さよなら」の日を迎えた
窓際の席から見た
当たり前の空や 通い慣れた自転車も
想い出になって
世界は変わりゆく 何も気にせずに
朱く染まるいつもの教室の中
今さら涙しても「明日」は来るのだろう そう思った
分かっていたんだ
後ろに進めない事ぐらい…
世界は変わらないような気がしていた
チャイムの音も君の声も 聞こえない
今さら何をしても「明日」は来るのだろうけれど
世界を変えたくて 君に会いたくて
全速力で駆け抜ける夕暮れ
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