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戯言
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作詞 雨と |
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こうして暖かな室内で
僕はこれを書いている
その横には小さな命がいて
鼓動は3年続いている
好きな飲み物を飲みながら
本を読むことができる
好きなことを学ぶことができる
命を育むことができる
今日もご飯を食べることができた
今日もお風呂に入ることができた
今日もベッドで眠ることができる
そしてまた明日がやってくる
僕は今日も生きている
それでも自由がほしいという僕は
どこか頭がおかしいようだ
僕は"普通"を崇拝し 縛られている
忘れ物をしてはいけない
時間に遅れてはいけない
物を盗んではいけない
人を殺してはいけない
命を大切にしなければいけない
僕らは命を忘れている
僕らはすでに時間に追い越されている
僕らは他人と盗み合って生きてきた
僕らは頭の中で何度も人を殺した
「死ね」と「殺す」と言う
僕らは常に命を粗末にしてきた
殺虫剤があるのはなぜ?
殺処分される命があるのはなぜ?
それが絶えることがないのはなぜ?
憎しみが消えることがないのはなぜ?
僕らは結局そんなものだろう
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