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僕と君と君の犬
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作詞 ログハウス |
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夕方の5時になり
涼しい風 太陽が申し訳なさそうな頃
赤いリードに白い犬をつないで
君は外に出る 僕も付き合うよ
早足のそいつにつられ
足早な君は僕の5歩前を歩いていく
微笑みながら見つめていた
長い髪を揺らし歩くその小さな後姿
いつからか僕の役目だった
テニスボールを投げて
君の犬とじゃれ合っている
君はベンチに座って
ワンと鳴いた 僕は草むらに転んだ
君が笑った声が聴こえた 綺麗な真っ赤な空
懐かしいチャイムが鳴り
子供たちが自転車に乗って家に帰る頃
赤いリードに白い犬をつないで
僕らも帰ろうか 来た道を戻って
帰り道も同じように
足早な君は僕の5歩前を歩いていく
携帯を取り出した僕
長い髪を揺らしシャッター音に振り返った君
いつの間にかこんな景色が
当たり前になって
吸い込んだ空気にはちょっと
永遠の匂いがした
ワンと鳴いて 駆け出した犬に引っ張られて
君のピースがブレってしまった けど、思い出の一枚
あの時確かに幸せを感じた
夕方の5時になり
涼しい風 太陽が申し訳なさそうな頃
赤い糸の片一方が解けたまま
僕は一人歩く あの日の散歩道
ワンと鳴いて 振り返った僕を追い越してく
君に似た後姿を見て 思い出していた
もうあの写真のようにおぼろげになったけど
あの温もりはきっと忘れない 綺麗な真っ赤な空
懐かしいチャイムが鳴り
子供たちが自転車に乗って家に帰る頃
赤い糸の片一方をまた誰かと紡ぐため
僕は歩き出す
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