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できあいのスープ
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作詞 タクワン |
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古びた映画の中でご都合主義な彼らは幸せそうに笑いながら手を繋ぐ
もうくたびれたソファーで横に座っていた君は気が付くと寝息を立てているみたいだ
排気ガスで汚れたこの街の片隅で
いつの間にか僕らは魔法にかかってた
できあいのスープで互いを温める
見てくれだけはいつでも上等
零れ落ちていくものが何なのかも
分からないまま僕も目を閉じる
テレビから流れてくる誰かに訪れた不幸をどこか上の空でそれを聞き流して
血液型占いが昨日より悪いことを知ったとたん大きな溜息をこぼす
いいところも悪いところも全部知った気になって
ごまかすのが上手くなってきただろう?
できあいのスープで互いを温める
これまでもうまくやってきたじゃない
どこか遠い国では銃を持つ人がいて
それを横目に僕たちはキスをする
できあいのスープで互いを温める
もう一杯お替りしていいかい?
まるで花火のような一瞬に心を
奪われてはそれを繰り返す
できあいのスープで互いを温める
見てくれだけはいつでも上等
どこか遠い国でキスをする人がいて
それを横目に僕らはどうする?
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