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覆面男と機械人形
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作詞 タクワン |
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幼いころから夢に出てきた
そのたび彼は姿を変えてた
ただ一つだけ変わらないもの
地味な色した覆面つけてた
輝いている彼はきれいで
この世の誰よりも強く見えた
覆面男のその素顔を知ってるのは一体だれ?
手を伸ばしたら届く距離にいつも彼は立ってるだけ
オイルまみれの機械人形
隊列乱さず歩いている
いまにも壊れてしまいそうな
手足を必死に動かしてる
歯車の音が響く
どこかずれているそのリズム
機械人形は笑ってる無表情に笑っている
乱れのないその行進にいつのまにやら加わっていた
気がついたら手招いてる
覆面男がそこにいる
機械人形の間すりぬけ
彼のもとまでいこうか
いかまいか
僕の足は止まる
「覆面男その素顔を一度いいから見せてくれそしたら僕はそっちへ行こう」
僕はこの手を伸ばしてみる
機械人形は止まらない 負けじと僕はこの手を伸ばす
傷だらけになった僕だけどその手は確かに触れていた
その覆面に届いていた
いつのまにやら景色が変わる
ぼろぼろになった僕がいる
けれども悪い気分じゃない
視界はずっとクリアになった
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