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祭の音
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作詞 歩く珊瑚礁 |
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ひゅるりゆらゆら
祭の音が終わりをつげるそんな夜に
あの夏の日をあの日の君を
そっと思い出したよ
出店にはしゃぐ子供の声に促されるまま
同じようにはしゃぐ君のその手を引いている僕
もう一度あのころに戻れればなんてね
喧噪にまぎれて君の声が聞こえた気がした
ひゅるりゆらゆら
祭の音が街を優しく包みこんだら
この掌にあのぬくもりが
戻ったような気がした
人混みに流されないように強く握ったのに
いつの間にか君の姿が目の前から消える
今だに僕は君の事探しているみたいだ
あの時の僕ならばすぐに見つけられたのに
ひゅるりゆらゆら
瞼閉じてもそこにあるのは暗闇だけ
窓の外には瞬く光が
星空よりも輝く
ひゅるりゆらゆら
祭の音が終わりを告げるそんな夜に
あの夏の日のあの日の君を
見つけられたような
ひゅるりゆらゆら
花火のように散りゆく光まばゆいあの日
さようならと手を振る君に
また会えた気がした
だから今度は僕がこの手を振り返すよ
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