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真実を歌う鴉
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作詞 卓弥 |
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濡れたアスファルトを蹴る
何とも言えない孤独が鳴る
雲で霞んだ空を見てる
置いてきぼりの一羽が舞う
人は厄介だと云う 邪魔者だと語る
まるで自分たちが中心の様に
荒れ狂った情報化の波に飲まれた
彼らは勝手に怒り狂う
そんな場所で浮かれても嘆いても
独り善がりさ たかが知れてる
この広い空の下 渦巻く無鉄砲な言葉たちは
浮かんでは消えてんだ 此処からはよく見えてるよ
そう歌っても 誰も聴きやしない
風に向かって飛ぶ一羽
無力に押し返される
曇りきった薄暗い世界で
孤独は飛び立てるのだろうか
人は無謀だと云う 口先だけの言葉で
君には挑む資格すら無いと
荒れ狂った情報化の波に飲まれて
ほら幸せそうに怒り狂う
愛の口づけ交わした君の最愛は
たった今別口で 愛を垂れ流す
数秒前の景色は 見事な茶番劇の一幕だ
その希望的観測 此処からは健気に見えてるよ
ほら歌っても 怪訝に睨むだけ
孤独に愛を歌ったって 中身がないと貶す
満たされて孤独を歌えば 心に響かないと言う
その心ってさ 誰が持ってるんでしょうか?
例えばすぐそこに泣き顔が見えても
手段より先に 慰めを選ぶだろう
それが優しさなら 降り注ぐ野次にも耐えるしかない
何を求めているのか? その人にしか分からない
この歌はそう 常日頃から聴かせてる
優しさはきっと 作り出すものではなくて
気が付けばそっと 誰かに寄り添うもの
この広い空の下 渦巻く空っぽな言葉たちは
浮かんでもすぐに消える 此処からはよく見えてるよ
そう歌っても 誰も聴きやしない
何も変わらず 東から日が上る...
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