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凡庸人とゼラニウム
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作詞 紗散 画宮 |
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特別なものなんて 何もないのに
だだっ広いだけの世界の中で
白を捨てるように 水を飲むように
頭を下げて歩いた
そんな僕なんかに出会った人たち
それはとても不条理な不幸に似て
当然の事だろうさ 時間は有限だ
退席はあちらから
愛は必要か ならば不要か
知らぬまま欲して 絶えてしまう前に
ハローグッバイ ありがとう
あなたが教えてくれたことを 温もりを忘れはしない
まだまだ不器用で 知らないことも多いから
次の人に聞いてみるよ
諦めずにどこか歩いていれば
いつか掴めるような気がして
造形も思想も知識でさえも
語り合うものなんて 持ってなくて
何がしたいのだろう 何をしてるのだろう
なんでこんなことばっか
触れ合うことは 苦痛だろうか
近づくことが どれほどの恐怖か
ハローグッバイ また明日
偶然が裏で糸を引けば もう1回もあるかもな
それさえ辛いなら 僕がまた前を向くまでに
煙を巻いて去っておくれ
未練残す暇すらないのなら
こんなに嬉しいことはないや
次にすれ違うのが誰か
この輪廻が防ぎようもない 衝動ならば
ハローグッバイ ごめんなさい
誰かの心の話なんて 今の僕には分からない
それでも知りたいんだ いつかきっと出会うあなたに
不幸以外をあげたいから
ハローグッバイ ありがとう
あなたが教えてくれたことを 温もりを忘れはしない
まだまだ不器用で 知らないことも多いから
また誰か聞いてみるよ
掌の中 開く花びらが
見知らぬ愛を語る日まで
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