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ヒラリ
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作詞 紗散 画宮 |
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私色の葉 零れた
風を受けた体は
ヒラリヒラリ 宙を泳いでいく
遠く 背中を追いかける
楽しいことばかり
袋とじに押し込めて
糊付けした 過ぎ去った春
二度とは戻れない
そうと分かってても
旅立ちの日 心踊らせた
迎えた夏
昨日の自分に 優しくなりたくて
でも惨めな気持ち 捨てられなくて
誰でもいいよ 誰か気付いてよ
痛みを感じたから
自然と血は滲んだ
冷たい人と疎まれながら
脈打った
誰かが騒いでいる
もう声は届かない
ヒラリヒラリ 宙を泳いでいく
遠く 風に流されてる
何をしたかったのか
思い出せなくなって
晒されるように 水を失う
迎える秋
転がってきた道に 意味が欲しくて
でもしがみつく指が 私には無くて
誰かいないの? 独りにしないでよ
答えを求めたから
正しく笑えなくなった
剥がれていく理想が陰で
泣いていた
誰かが応えている
姿はもう見えない
ヒラリヒラリ 宙を泳いでいく
風向きはきっと変わらない
枯れ枝のような指で
袋とじを開いた
7色の思い出の総て
私
傷口を塞いだのは
答えに気付いたから
無意味な日々はどこにもない
きっと
誰かが通り過ぎる
私も冬へ向かう
ヒラリヒラリ 宙を泳いでいく
遠く 背中を追いかける
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