|
|
|
冬眠
|
作詞 紗散 画宮 |
|
意識すればするほど
許せなくなっていた 昨日の自分よ
おまえは我儘で
融通の利かない ひねくれ者なんだよ
認めなきゃなって 割り切っていた
キミが初めてなんだ 「ありのまま」でなんて
心は 空っぽになって
この陽だまりに 体が溶けていく
周りの空気ばかりが
季節相応に 冷たくなっていくよ
どうせ好かれやしない
そう思って 勝手に生きていた自分よ
被害妄想だと
証明する公式を 誰に聞いているの?
独りのときなら 傷付かないと思ってた
おかしいよね きっと おかしいんだね
誰もが 友人や恋人と
肩を並べて 交差点を歩いてる
今 その真ん中で
僕が 僕だけが それを眺めていたんだ
あの日はちょうど 初雪が降っていた
アスファルトに負けて 溶けていった
本当に僕はそこにいてもいいの?
悴む不安を キミが溶かしていく
心が 満たされるから
この陽だまりに すがり付いていく
こんな惨めな僕の
ありのままを ありのままに
受け止めてくれるから 応えてあげたい
まだ尾を引いてる まだ怖がってる
居座り続けてる 弱い僕は
ここで眠っててもいいかな?
寒さを乗り越え 笑顔のキミと
迎える春の 夢を見る
夢を見る
|
|
|