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明日、地球は滅びます
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作詞 紗散 画宮 |
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生憎の灰色だ 雪が降る季節ではないが
中途半端に雨も降らない 潤んだ風
遠い席のあの子は ずっとずっと俯いていた
青い色のレトロゲームに夢中になってさ
ざわつく教室 教壇に上がる 生真面目なヤツ 眼鏡かけ直し
チョークを取って僕らを見た 余所見した僕に 彼は言う
「明日、地球は滅びます 明日、地球は滅びます
可能ならば逃げ仰せなさい 無理だろう 無理だろう」
ガレージは開かない 並んで立った壁のようだ
誰も見ていないボロチラシ 「閉店」の二文字
少し先の商店街 賑わいは段違い
新しいもの好きなんだね そりゃそうか
実家の前の 公園のベンチ 腰を掛けていた少年がひとり
地面を見て 溜め息をつく 悲しそうな目をしていた
かけた声はありふれていた 「どうしたの?」とか、そんなのだった
こちらを見るあどけない顔 にこりと笑って言う
「明日、地球は滅びます 明日、地球は滅びます
可能ならば逃げ仰せなさい 無理だろう 無理だろう」
みんな同じことを言う 世辞みたいに残酷な嘘を言う
疑うことと信じることと 感覚の麻痺 被害妄想
王様の小間使いをやろう 深く深く穴を掘ってみよう
どこまで続いてるんだろう とりあえず叫ばせてくれ
「明日、地球は滅びます 明日、地球は滅びます
可能ならば逃げ仰せなさい 無理だろう 無理だろう
明日、地球は滅びます 明日、地球は滅びます
滅ぶものなら滅んじまえ 一度まっさらになっちまえ
明日、地球は滅びます 明日、地球は滅びます
明日、地球は滅びます 明日、地球は滅びます
明日、地球は滅びます 明日、地球は滅びます
明日、地球は滅びます 明日、地球よ滅んじまえ
…
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