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凰-Otori-
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作詞 紗散 画宮 |
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誰かが指さしている 心のナイフは
今もまだ刺さっている
誰一人 許さずに 孤独を歌わないでよ
僕はここにいるから
とはいえ現実と現状は似たり寄ったりで
やってやれることと理想は かけ離れていて
図々しいなぁ 僕は 僕自信を勝手に
傷付けて「痛い」って 言うだけのアホウドリさ
あの日見た夢でキミは なぜ僕の側にいてくれたんだろう?
蹴った空き缶さえ 夕陽を映す水面に逃げていった
伸ばす手は燃えカス染みた 蝋人形を象って小さくなった
心の中 灰になった 最後の火の鳥
まだ生きてる
何かが欠けている そう思うのは
そいつが設計図だからさ
ピタリ張り付いたTシャツ 抉るような風
でも火照った体に追い付けやしなくて
ただ、笑って生きてみたいな
まだここに「居たい」って言うだけの雛鳥がさぁ
ありふれた日々のかけら 霙と一緒に姿を変えた
戻れない過去に後悔を貯めて生きて行くんだな
握った手に残った釣竿をひょいと振りかぶった
目の前で見えなくなった 最後の囮
まだ沈んでる
優しい嘘をつけない 錆び付いた檻
燃え続けている心臓は 劣情とメルトダウンを引き起こした
毒物が巡るだけなら いつものことなのに
そうやってさ 切なさに 首を絞められることもあるが
抵抗したところで変わらない 僕はいつも通り
昨日見た夢の中に まだキミは座って待っていてくれた
聞いてくれ 探していたものがやっと見つかったんだ
ずぶ濡れで冷えきった 手のひらでまだ熱を帯びていた
心の中 産み落とされた 最後の火の鳥
まだ生きてる
明日も生きてる
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