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待ってた
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作詞 tank |
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耳が痛くなるような話さ
「人のことは言えないからなあ…」
タバコの煙が もやもやと消えて行く
吐いては溜め込む 憂鬱のよう
ふとした 他人同士の温度差を
白だとか、黒だとか
決めつけんなよ
危険を察知するや
作り笑いで誤魔化してしまう
そんなことが得意だなんて
僕は嫌な奴さ
本当は何て思ってたかなんて
記憶さえ あやふやで
炎天下の日差し
僕らはそれを凌いだ
冷たい目を見た あの時
鉛の塊、呑んだみたいだった
誰もが隠してるの
あんな無表情
繕う声に惑わされていた
それだけだったのか?
口が裂けてもいえない秘密さ
拭いきれない違和感が、まだ
胸の奥の方へ 火を押し付けていて
あれからずっと 支配されたまま
誰が落とした影を引きずってんだ
僕は誰に夜を見せてきたんだ
連鎖する闇、網目のように
次々と後ろ足を捕らえていく
僕も餌食になった吸血鬼
誰かに言わせりゃ、そういうことだろ
もう何も 見えやしない
裏返る掌に
草木も凍える空
足元には痕跡のみ
掻き毟るように 後悔していた
吸い込んだ、青い煙
肺中に染み込んで
また僕を侵していく
もう
どうにもならないのか?
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