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サヨナラ
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作詞 リト |
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透き通った蒼い空に
白い雲に
‛‛お前みたいな奴は
醜く汚れてんのがお似合いさ''
って言われてる気がして
とっさに 顔を下へ向けた。
まさに
その通りだった。
むしろ
本当にその言葉が僕には
ぴったりすぎてて。
こんな言葉が
似合っているということに
渇いた、笑いがでた。
生まれてから、一番長く一緒にいる人に
…血のつながった、家族に
‛‛お前なんか生まなきゃ良かった
なんでお前なんかが生まれてきたんだ''
と言われて
なんの迷いもなく 殺意が芽生えた
なんで?
分からなかった。
だったら
生まなきゃよかったのに。
僕だって
望んで生まれてきたんじゃない
【キガツイタラ イキヲシテイタ。】
それが、今の僕に言えることだった
所詮、子供。
無力?
哀れ?
無様?
別になんだっていいさ。
最初から僕のキモチを
分かってもらおうなんか
思っちゃいない。
僕だって
僕だって
こんな醜い人間になるなんて
思ってもみなかった
こんな風に拒絶されるとも
まだ知りたくなかったよ
醜く汚れた世界
狂ってるおかしい世界
でも僕はいつからか
その世界に存在できる人間になり、
その世界でしか生きられない
住人になった
悲しいね
寂しいね
情けないね、自分が弱かったばかりに。
家族だけじゃなく、空にまで見放されて
なぜだろう
やっぱり弱かったってことかなぁ
あぁ、もういいや
って思ったんだ
この世界とサヨナラしよう
ふと 思いついたんだ
でもね でもね
ホントはさよならなんて嫌だよ
僕だって必要とされてみたい
愛されてみたい
生まれてきた意味を見つけたい
強くなりたい
‛‛この世界と サヨナラ する?''
ううん、しないよ。
強くなりたいから。
僕という人間が生きていたことを
みんなに知っていてほしいから。
辛い
悲しい
苦しい
んな感情 もう怖くなんてないさ
いつか僕も
きっと僕も
楽しい
嬉しい
幸せ
ってなんだか
分かるようになれるはずだから。
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