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夏の影と影
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作詞 syarin |
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夏の陽射しを浴びて 焦がれた淡き思い出
蝉時雨が降るこの道を 不安もなく駆け抜けた
ありきたりな日々の中 絡めた小指が解けぬように
なんども確かめ合った まるで無邪気な子どものよう
君と記憶を重ねる度 小さな癖も移りあった
今君のいない部屋で 変わりゆく景色の中 大粒の涙で溺れたよ
僕たちは疑いもなく 最初から未来を信じてた
繋いだ手と手は震えたまま 小さな虹を描いて離れ離れ
見えもしない 聞こえもしない明日へ向かう小さな影と影
夏の風に吹かれて 加速していく二つの想い
梅雨時の並んだ傘は いつか一つの小さな傘と交わった
不器用な言葉を揃えて 口先だけの永遠を創った
それでも君は笑ってくれた まるで無邪気な子どものよう
君と記憶を重ねる度 くだらない嘘も言い合った
今君のいない部屋で 遠い空を見つめる 滲んだ青が切ないよ
僕たちは迷いもなく 最初から未来を信じてた
腫れた目と目は赤く染まって 小さな後ろ姿を見つめたまま
望みもしない 見えもしない それぞれの道へ向かう影と影
期待外れの雨の中 空っぽの傘の中 残された二つの想い
いつか晴れた空の日 離れ離れの僕たちに降りそそげよ
僕たちは疑いもなく 出会った時から信じていた
離れた手と手がまた結ばれるように あの日々を忘れはしない
見えもしない 聞こえもしない明日へと旅立つ影と影は小さくなっていく
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