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空に寄り添って
作詞 syarin
流れゆく雲の彼方 遠い面影をなぞった
冬の空はずっと灰色のまま
寄り添う場所が欲しくなる度 落ちていく涙が円になって
ガラス越し切り取られた景色に 仕方なく手を振ったよ

あの長い雲が続く先 辿ったら逢えるかな
灰色の切れ間に光が差した ホッとしたような 寂しいような

微かな温もりに震えが止まらなくて泣いたよ
嘘でいいから デタラメでいいから
誰か隣にいないかな 
一人ぼっちの掌 静かな空から小さな魔法が降り注いだよ


テレビで言ってた 明日は晴れるらしいよ
そんなことどうでもいい
寄り添う場所を求めて歩いた 街角に転がる些細な幸せ
声が裏返った不器用なカラス しょうもなく鼻で笑ったよ

僕を連れていって あの空で降ろしてよ
多分あそこから懐かしい景色が見えるはず でも空は灰色のまま

くすぐったい風に包まれてやっと笑えたよ
夢でいいから 誤魔化しでいいから
記憶の蜜にすがらせて
一人ぼっち気がついたら 静かな空が僕に小さな魔法をかけたよ


空を飛んだよ 誰も信じないよ あなたは笑ってくれたよ
それだけで救われたよ もう消えちゃったのに

 


微かな温もりに震えが止まらなくて泣いたよ
本当ならいいな あなただといいな
冬の空はダイアモンドで煌めいて
静かな夜空に流れた小さな魔法 今日も願うよ 

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 空に寄り添って
公開日 2012/11/28
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 失恋
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