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空に寄り添って
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作詞 syarin |
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流れゆく雲の彼方 遠い面影をなぞった
冬の空はずっと灰色のまま
寄り添う場所が欲しくなる度 落ちていく涙が円になって
ガラス越し切り取られた景色に 仕方なく手を振ったよ
あの長い雲が続く先 辿ったら逢えるかな
灰色の切れ間に光が差した ホッとしたような 寂しいような
微かな温もりに震えが止まらなくて泣いたよ
嘘でいいから デタラメでいいから
誰か隣にいないかな
一人ぼっちの掌 静かな空から小さな魔法が降り注いだよ
テレビで言ってた 明日は晴れるらしいよ
そんなことどうでもいい
寄り添う場所を求めて歩いた 街角に転がる些細な幸せ
声が裏返った不器用なカラス しょうもなく鼻で笑ったよ
僕を連れていって あの空で降ろしてよ
多分あそこから懐かしい景色が見えるはず でも空は灰色のまま
くすぐったい風に包まれてやっと笑えたよ
夢でいいから 誤魔化しでいいから
記憶の蜜にすがらせて
一人ぼっち気がついたら 静かな空が僕に小さな魔法をかけたよ
空を飛んだよ 誰も信じないよ あなたは笑ってくれたよ
それだけで救われたよ もう消えちゃったのに
微かな温もりに震えが止まらなくて泣いたよ
本当ならいいな あなただといいな
冬の空はダイアモンドで煌めいて
静かな夜空に流れた小さな魔法 今日も願うよ
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