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どしゃぶりの記憶
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作詞 syarin |
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いつかの雨の日 刺の付いた声は君を刺した
君の背中は消えそうなほどに丸く小さくなって
僕は灰色の空が反射した帰り道を歩いた
なんだか世界が終わってしまいそうな午後
思い出せばいろいろ喧嘩したり笑ったり
君に言われた酷い言葉さえ 綺麗な記憶だったり
僕は走った どしゃぶりの中 二人を創った過去が
雨の彼方に消えてしまわないように 君の温もりが冷めないように
いつかの雨の日 俯いた背中に僕の手は触れた
君は紙くずみたいに泣いてて僕も紙くずになった
僕らは灰色の空の隙間に見える青色を追いかけて
いつかまた世界に光が差すことを願った午後
一人には広すぎる傘も二人なら丁度良くて
君がくれた優しい体温だって 冷たい世界を忘れさせてくれる
僕は笑った どしゃぶりの中 二人を選んだ傘が
どんな凄い嵐が来ても壊れないように ずっと二人を守ってくれるように
いつかの雨の日 みたいな素敵な日はもう来ない
時代の雨に溶けた僕の影は 君には写っていない としても
いつかの晴れた日 空の下で会えたらいいね
会えるいいな
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