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なつのかぜ
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作詞 syarin |
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僕を翔ばせたあの日の夏の風は
いつの間にか止んで空に消えた
やがて空は顔色を変えて泣き出す
せめて僕も隣で泣かせて と駄々をこねる
雨に打たれるその小さな背中に
目には映らない傷があるでしょう?
逃げて逃げて 息が途切れるまで
疲れて眠って 今日も霞んだ明日を見ようとする
目が覚めたら手を繋いでいてほしい
何気ない二人が いつか当たり前みたいに
全てを忘れるくらい笑って
また夏の風に吹かれながら 帰り道を一緒に歩いていたいよ
僕の心を紅い夕暮れは照らした
嘘で重ねた幸せは見事に砕けた
君は背を向けたまま歩いていく
僕も背を向けたけど心は君に追いつこうとする
灰色の雨から守ってくれた傘は
もう役に立たなくなって隣にぽっかり穴を空けた
走って走って 鼓動が乱れて
手を伸ばして 遠くなる影を掴もうとした淡い夏の日
目が覚めたら手を繋いでいたいよ
離ればなれの心が いつか交わってほしいのに
窓の外は相変わらず泣いているよ
また夏の陽射しを浴びながら 帰り道を一緒に歩きたいよ
できれば夢の中だけでも寄り添わせて
君の記憶から消えてしまわないように
目が覚めたら手を繋いでいてほしい
何気ない二人が いつか当たり前みたいに
全てを忘れるくらい笑って
また夏の風に吹かれながら 帰り道を一緒に歩いていたいよ
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