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特急バスからじゃ届かない
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作詞 syarin |
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街が光を失う頃 僕は大きな鞄を持って立ち止まる
見送りの声が飛び交う中 モヤモヤのままバスに乗った
不安を重ねては偽りの笑顔で窓の外を見た
いるはずもない影を思い出し 少しの溜め息で目を閉じる
見慣れた景色が過ぎていく 次はいつ戻ってこれるのかな
どうか時間よ もう少しだけスローモーションで動いてくれ
揺られていつの間にか 君がいる街を通り過ぎてしまう
できれば君の街で降りたいけど 君に会いたいけど
僕の心はあまりにも臆病すぎて ただ君を想うだけ
もっと素直になれたら 素敵な言葉を贈れるのに
静けさが支配する頃 僕は夢の続きを見たくて眠るよ
目を閉じれば瞼の裏で映る 切ないくらいに繰り返される映像
期待を膨らませた午後11時頃 相変わらず寂しいよ
届くはずもないメッセージ 諦めてるのに気にしてしまう
見慣れた景色が過ぎていく でも少し新しい建物も増えた
便利な道路も増えた 君と歩いていない道が多すぎると思った
揺られていつの間にか 君がいる街を通り過ぎてしまう
空振りだらけの世界は冷たくて すれ違う君は遠くて
僕の心はあまりにも不器用すぎて ただ未来を願うだけ
もっと大事にできたなら 何気ない言葉も特別になったのに
特急バスは止まらない 僕の想いは届かない
特急バスは眠らない 今日も綺麗な夜をまた一つ通り過ぎていく
揺られていつの間にか 君がいる街を通り過ぎてしまう
できれば君の街で降りたけど 君に会いたいけど
僕の心はいつだって成長しないまま ただ君を想うだけ
もっと素直になれたなら 特別な言葉を贈れるのに
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