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夕暮れヒストリー
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作詞 syarin |
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走るバスを追い越して
オレンジの雲に掴まってみる
見えない明日まで連れていってよ
お願いだから
夕暮れの帰り道は何気ない事が幸せで
傘を振り回しながら虹に向かってホームラン
黒光るランドセル 泥だらけの勲章
終わりのない笑い声 どうか明日まで響いて
揺れる恋心を隠しながら
近くて遠いあのコを見つめてる
気づかれないための精一杯の言葉は
不器用すぎた
禁じられた近道はワクワクを膨らませて
見慣れない景色の中に見つけた空っぽの秘密基地
時間は呆気なくて 僕の身長を伸ばしていく
世界は広がったけど 見えなくなったものもあった
出会いの数だけ悲しみは比例して
別れの数だけ手に入れたものは新たな僕自身
あの日詰込んだ 僕らの宝物 秘密基地に隠したのは
無我夢中の笑い声 誰かの悪口 将来の夢もどき
何よりあの日を生きた色鮮やかな思い出たち
走るバスを追い越して
オレンジの街まで駆け抜けていく
夕暮れのチャイムが響く頃
カレー匂いが香る
懐かしい記憶は
いつまでも僕自身を忘れはさせない
だから今日も生きていく
明日目が覚めたらいつものように
僕のままで
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