|
|
|
いつもの優しさと少し小さめの傘
|
作詞 syarin |
|
一人に慣れた道に 微かに写る面影
鈍色の空に抱かれて 掠れた声で泣いた
君まで届けばいいと 積み重ねたわがまま
時間と比例し溜まった 寂しさは瞼を下ろす
夢の中で逢えたら何を話そうかな
あの日肩を寄せ合って歩いた あの時の続きを話そうよ
冷たい雨に流された思い出を
吸い上げた花は誇らしげに咲いてる
苦い記憶を甘い蜜に変えてくれよ
できれば君が咲く前の二人に戻してよ
一人に慣れた道に 懐かしい香りが降る
鉛色の雨に打たれて 泣き声は掻き消された
君まで届くはずもないと あきらめた僕の外側
でもホントは忘れたくないと 駄々をこねる僕の内側
夢の中で逢えたら何処に行こうかな
あの日唇を結んで頬を染めた あの場所まで連れていくよ
冷たい雨に震えた思い出を
吸い上げた花は素敵なほど咲き乱れる
枯れることも忘れてずっと陽を待ってる
できれば君の隣で一緒に光を浴びたいよ
君はもう忘れたかな 雨の日の帰り道
相合傘に包まれた 無邪気な笑い声
もしも君が何処かの世界で泣いてるなら
もしも一人で濡れたまま佇んでいるのなら
いつもの優しさと
少し小さめの傘でよければ持っていくよ
その最後のセリフさえも雨の音に溶けていく
君まで響くことなく消えていく
|
|
|