|
|
|
時の支配者
|
作詞 たらけ |
|
追い詰められた世界の端で
一人膝を抱える
上から降ってくる
歌の言葉に肩を震わせる
瞳の奥 揺らめく秒針
読み上げて 文字盤の数
鼓動の期限(リミット)切れる前に
その銃で私を撃ちぬいて
誰かに必要とされない私なんて
時のどこにも居場所は無い
いっそ突き放して
凍える真空の空へ
息も止まるほどに
追いやる人々に
何が楽しいのか聞いてみたい
下から伸びてくる
大勢の手に身をすくませる
君が最期に笑った裏切りを
嘲ることも忘れて切り刻む
悪者の仮面もはがさずに
私は空(から)にされていく
誰にも必要とされない私なんて
時のどこへも行き場所は無い
いっそ投げ捨てて
燃え盛る紅蓮の夕陽へ
音も聞こえない場所へ
苦しみが永遠に続くなら
いつか来る喜びに気づけるでしょうか
時の歩みが私をそっと引き止める
私のことを
ずっと見ている
誰かに必要とされたい私なんて
時のどこかにいるしかない
いっそ愛してよ
他には何も要らないの
呼吸も出来なくなるくらいの
想いをください
誰かを愛したい私なんて
そんなのもう『私』じゃないけれど
いっそ突き放して
凍える真空の空へ
そして また時を進めることを
どうか
許してください
|
|
|