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終焉残虐物語・茨闇
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作詞 有真澪 |
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終わりは始まりだと誰かが言う
この世界が破滅へ導かれても笑っていた
業火に焼かれし肉体の破損
我らはもう生への執着はできぬだろう…
尊敬するあの人はもういない
嗚呼 何処までも愚かな方だった
死者を蘇らせるという術を
酷使した結論がすなわち「死」だった
欠片が散っていく 断片すら残らずに
また深い闇へと流れていく 記憶達
欠片を集めても 何も変わらないならば
生きていても仕方ない 首を括る時
嗚呼 いつまでも…永遠を信じていたかった…
ひとりになってもずっと狂っていた
此の世界に光など満ちる時が来るだろうか?
灯火照らす次の螺旋階段
上れば上るほど病み、下りれなくなるだろう
愚行はいつまで続くのだろう
信じ続けてきたモノが嘘?
沈んでいく肉体を抱いて
懐かしむという行為こそがすなわち「死」だった
嗚呼 止まらない…悔しさより滲む真実を
刺さる茨 抱きしめる体、そして示さない瞳…
約束 果たせぬ誓い、埋もれていく書物に紛れ
そっと復活しても其処は永遠の闇だった
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